君の名前で僕を呼んで

初めまして。今日からブログを始めます。

今回は私の大好きな映画について。

君の名前で僕を呼んで(Call me by your name)

日本では４月２７日に公開され、今年３月の米アカデミー賞では作品賞や主演男優賞など４部門にノミネートされ、見事脚色賞を獲得した作品です。

映画は、1980年代のイタリアを舞台に、17歳と24歳の青年が織りなすひと夏の情熱的な恋の行方を、美しい風景とともに描いたラブストーリー。

男性同士の恋愛映画ですが、同性同士であることに特別なことがあるのではなく、１７歳の男の子が経験する一夏の、決して一生忘れることのない恋愛を静かに繊細に描いた作品です。

主な撮影場所は北イタリアのクレマという地域。そこに建てられたヴィラで大学教授である父と、翻訳家の母と４人で自然に囲まれた環境の中、ピアノやギターを演奏したりクラシック音楽を編曲したり、読書をしたり、主人公のエリオはとても優雅で美しい世界で夏を過ごします。そのため映画本編はどこを切り取っても綺麗で、みずみずしい画が最後まで続いていく。

エリオの感情の高まりをじんわりじっくりと描いた作品なので派手なシーンはありません。ですが、美しいイタリアの風景と甘くて切ない二人の恋はふとした時に思い出してしまう、宝物のような映画です。

日本語吹き替え版では、声優の入野自由さんと津田健次郎さんが主人公２人の声を担当されているので気になった方はぜひ劇場でご覧になってください♡